RaspberryPIことラズパイを使って、VPNサーバー作りに挑戦しました。
※2019/12/12 amazonのリンクが無効になってたので変更。あとラズパイ4の情報を追加です。
ラズパイでVPNサーバーを作ったワケ
元々はVPNサーバーはありました。
ただ、WindowsPCで稼動させていた形でありました。
PCがクラッシュしてしまったり、電源が点いていなかったりすると機能しませんし、電気代もかかります。
と言う事で、ラズパイでVPN鯖を構築出来れば、電気代も浮きます。
また、ラズパイが動いていれば、VPNを使うことができます。
ラズパイでVPNサーバーを作るメリット
上で述べている通り、あまり電力を消費しない点と、PCが消えていてもラズパイ単体で動くという点でしょうか。
また、安価でVPNサーバーが作れる点は大きいと思います。
例えばですが、VPN機能付きのルーターなどはありますが、安いものはPPTPしか対応してなかったりします。iPhoneなどで使えるL2TP/IPSecが対応していると2万近くのクラスになるかと思います。
また、維持費が発生したりするパターンもありますが、今回の方法では、特段維持費としては電気代くらいでしょう。
デメリット
ネットワークが最大100Mbps
まず、ネットワークが最大100Mbpsまでしか対応してません。
ですが、まあVPN使う分にはそこまでネックにはならないかと思います。
発熱が凄く、落ちやすい
聞いた話、かなり熱くなるそうです。
熱くなりすぎると、動作も停止して、安定して動作しません。
ここら辺は、まあ発熱対策するしかないですね。
必要なもの
RaspberryPI本体
そもそもコレが無いと始まりません。私はケース付きの物を購入しました。
が、現在ではケースセットは在庫が無いようです。
最近はラズパイも4が出て、技適もあります。
これだとGigabit Ethernetに対応してるので、デメリットである100Mbpsが無くなります。その分値段が上がりますが。(ケースは別途購入してください。)
ACアダプタ
これが無いと電源が点きません。安心できる公式の物を購入しました。
microSDHCカード
OS入れたり、VPNサーバーを構築するためのプログラムを入れる為に必要です。容量は8GBあればまあ普通に足りるでしょう。Class10対応とかで良いかと。
知識
最低限LINUXとかvi弄れる程度の知識が無いと、多分CUIの扱いが出来ないかと思います。ググって操作できる程度の力があれば十分ですが。あとポート開放必要なんで、そのあたりの知識も。
ネットワーク環境
多分グローバルIPアドレスが無かったりすると無理かな?
手順
私はこちらを参考にしました。
準備SoftEtherVPNさんの力を借りて「(DHCPからアドレスが振ってくれば)ケーブルを繋げるだけで動くVPN拠点」を作ろうと思いますDHCPがある場所にザクッとEthernetを繋いで電源を入れれば、あとはSoftEtherVPNがNAT トラバーサルやらVPN over HTTPSやらVPN AzureでVPNが繋がるようにしてくれる、という感じにしたいですセットアップ購入Raspberry Piは全く初めてなので買うところからです...
こちらを元に手順を説明すると、
①OSをSDカードに書き込む
②SSHを有効にする
③ラズパイにSDカードを挿して起動させる
④ラズパイを軽量化させる
⑤ローカルIPを固定化させる
⑥SoftEther VPNをインストール
⑦WindowsPC側でVPNの設定を弄くる(ブリッチ設定など)
⑧ポート開放
・TCP 443/992/1194/5555
・UDP 500/4500→L2TP/IPSecを使用する場合は必要
とまあこんな感じだったかなーと。
構築の様子
とまあこんな感じで作業してました。
完成図。こんな感じで、サーキュレーターの前にぶら下げて稼動させてます。
今のところはこれで安定してます。
ポート開放でミスしてなかなかVPN接続できなかったこともありましたが、無事に何とか出来ました。
VPN接続をするには
ここで詳しく説明されているので、どうぞ。